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住宅ローンの基礎知識

預金連動型住宅ローンとは?メリット・デメリットを解説

預金連動型とは

預金連動型の住宅ローンというのは、借り入れをする金融機関に預けている預金の残高に応じて、住宅ローンの利息が軽減されるというものです。

一例をあげると、3,000万円のローンを組んで2,000万円を金融機関に預けているときなどは、残りの1,000万円に対してのみローンの金利がかかってくるというものです。

ここからも分かるとおり、このタイプのローンは、預金残高が高額な場合に非常に役立ちます。

極端に言えば、ローンとして借り入れをする金額に相当する預金を持っていれば、ほぼ0%かそれに近い金利で借り入れができるということになります。

現金があるのならばローンを組む必要がないのではと考える人もいますが、住宅資金の特別控除のことを考えると、特に所得税率の高い高額所得者にとっては、単純に現金で支払うよりもローンを組んだほうがメリットが大きいです。

このように、預金連動型の住宅ローンというのは、大まかには借入額と預金残高を連動させて利息を計算するということで共通しています。

しかし、細かい取り決めやその他の費用などに関しては、取扱いのある金融機関によって内容は異なっています。

そのため、こちらを利用するときには、利率の比較ではなく実際に窓口に出向き、きちんと話を聞いてから決めたほうがよいでしょう。

特に、他のローンにはないメンテナンス料などの請求が発生するところもありますので、金利の低い一般的な金融機関のローンも考慮に入れて、どこを選ぶのがよいかを決めるのがおすすめです。

預金連動型のメリット・デメリット

預金連動型住宅ローンのメリットは、預金が高額であれば金利を大幅に下げることができるという点です。

特に、繰り上げ返済をする必要なく金利を安くできるという点は大きく、現金で住宅を購入することができる場合でも、所得税の特別控除を受けるまではこちらのローンを利用して、最終的に預金で完済するという人が多いです。

また、団体信用生命保険に加入していますので、主債務者に万が一のことがあった場合には、預金はそのまま確保して、ローンの残高の支払いをしなくても済むようになります。

急に現金が必要になった場合には、特にロックはかけられていませんので、預金をいつでも引き出すことができます。

その場合には、預金の残高を計算しなおして利息が変化するだけですので、特に面倒な手続きはありません。

一方、デメリットもあります。

まず、預金連動型は一般的な住宅ローンに比べると、利率が高めに設定されているため、住宅を現金で買えるくらいの残高がある場合はともかく、ほんのわずかの預金しか残っていない場合には、逆に利息の支払い額が一般的なローンよりも高くなる恐れがあります。

預金の一部を頭金として先に支払い、一般的なローンを組んだ場合と比較して、どちらが有利かを判断してから選ぶようにしましょう。

なお、預金連動型のローンを利用した場合には、預金利息が付かないことがほとんどです。

そのため、預金の利率が高いときには、逆にこちらを選ばない方がよいケースもありますし、手数料も金融機関によって異なりますので確認しましょう。

預金連動型がおすすめのケース

このように、メリット・デメリット双方が見られる預金連動型住宅ローンですが、こちらを利用したほうがよいというケースは、やはり借入額に近い金額を預けることが可能な場合といえます。

預金連動型は通常、普通預金、定期預金の種別は制限されていませんので、自分自身の貯金があるという場合だけでなく、個人事業をしていて普段から手元に資金が潤沢にあるという場合にも利用することができます。

ただし、ペイオフの上限が1,000万円となっていますので、借り入れをしている金融機関に万が一のことがあった場合には、1,000万円を上回る預金を失うというリスクも考慮しておきましょう。

また、預金の金利が低いケースでは、預金利息によるメリットが元々ないようなものですので、住宅ローンと連動させるのもよいでしょう。

逆に、一般的な住宅ローンの方が向いているケースもあります。

預金を頭金としてほとんど使いきっており、後は資金が貯まったら繰り上げ返済をしていくような計画にしている家庭です。

その場合には、金利の低い住宅ローンを探しておいて、余裕があるときに繰り上げ償還を繰り返すことで、利息をかなり安くすることができます。

預金連動型の住宅ローンは、誰にでもおすすめという商品ではありませんが、上手に利用すればかなりローンの負担を抑えられるようになります。

ネット銀行での利用もできますので、近くに窓口がないという場合でも問い合わせをしたり、申し込みをすることが可能です。

興味のある方は、選択肢の一つとして情報収集してみましょう。