住宅ローンを比較するときは、金利を気にするでしょう。

 

審査をするときは、年収は足りているか、勤続年数は十分かという点を気にしますよね。

 

そこで意外と忘れられているのが、団信です。団信は病歴があったり、手術をしていると加入できません。加入できないときは、最悪住宅ローンの借入にまで影響します。

 

基本の団信の他に、保障の範囲を増やせる特約は金融機関ごとに異なり、団信で住宅ローンを選ぶ、という方法もあります。

 

団信とは?

 

団体信用生命保険の略で「だんしん」と言われます。

 

住宅ローンの審査は、大きく年収などの勤め先の審査、個人信用情報の審査、そして健康に関する審査があります。

 

住宅ローンを借りるのに、健康について聞かれるの?と疑問に思うかもしれませんね。

 

金融機関にとって貸し倒れのリスクは、リストラや転職による収入減の他にも、債務者が死亡してしまうリスクもあります。

 

団信は、債務者が死亡または高度障害を負ったときに、保険会社からそのときの債務を保険金で返済するのが基本の機能です。

 

そのため、基本の団信は入れることが、住宅ローンの借入の条件であり、金利に保険料も含まれています。

 

毎月の利息を金融機関は保険料として、保険会社に支払う仕組みです。

 

住宅ローンを借りていても直接保険料を振り込むわけではないので、あまり気にしていない人が大半でしょう。

 

団信は住宅ローンの事前審査の段階では、告知書の提出はないので、心配な人は最初に金融機関に問い合わせて事前審査から対策をしておくと良いですね。

 

団信のことを知らず、年収や勤務先は問題ないのに、住宅ローンの本申込でストップがかかることもあります。

 

2人以上の債務者がいるときは、それぞれが団信に入ります。

 

それぞれの債務の分の団信ということになるので、半分ずつのローンであれば、片方が死亡すると債務は半分は保険金で賄われるということになります。

 

特約もある

 

死亡と高度障害が基本の団信で、これ以外に借入金利を0.1%や0.2%上乗せすることで、保障の範囲を増やせます。

 

対象となる疾病を増やす以外に、働けなくなった時のローン返済の負担を減らすような補償の特約もあります。

 

基本の団信は全員加入ですが、特約は任意での加入です。

 

よくあるものは、次のようなものです。

 

がん特約

 

がんの診断時に保険金が下りる。(上皮内ガンなど一部は対象外)40歳前後を境に30代までであれば、金利の上乗せなしで加入できる金融機関もあります。

 

がんのみの特約は、上乗せでも0.1%で済むので、付けやすい特約ですね。これだけは他の保障と異なり、診断が下ると住宅ローンの債務がなくなります。

 

就業不能補償

 

病気になり、働けなくなったときのローン返済を保障するタイプです。

 

免責期間が経過したのちは、毎月の住宅ローンの返済分を保険金で補填するものです。およそ1年程度は補償されることが多いです。

 

8大疾病保障

 

8大疾病とは、がん(上皮内ガンを除く)急性心筋梗塞、脳卒中、高血圧症、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎のことです。

 

がんは診断時に保険金が残債務分すべて出て、それ以外の疾病は所定の状態や就業不能に陥ったときに、保障がされます。

 

つまり糖尿病などの生活習慣病は、がん特約のように罹患したらすぐに保険金が降りるわけではなく、それが原因で入院、休職が長引いたときに保障されるところが違います。

 

三大疾病保障

 

三大疾病は、がん、急性心筋梗塞、脳卒中が対象になります。

 

8大疾病よりも金利の上乗せは少なく保障を付けられます。免責期間の後、保障がされます。

 

団信に入れないケース

 

団信は生命保険ですので、住宅ローンの申し込みの際に保険の告知事項を提出します。

 

ほとんどの金融機関で団信に入れない=住宅ローンが借りられないということです。

 

任意加入であったフラット35も、制度が平成29年10月に変わりました。

 

今までは団信保険料は別途支払いタイプだったのですが、このときに金利組込みタイプに変更されました。

 

団信不加入は、債務者の死亡の際に、配偶者などの相続人に返済義務が残るため、できる限り避けたいということです。

 

このように、住宅ローン=団信という風潮がますます強くなっています。

 

持病があるのはもちろん、手術を最近したなど、保険会社によって告知内容が異なりますので、A社の団信は入れないがB社の団信は入れるということもあります。

 

銀行によっては複数の保険会社の団信を扱っていることがあります。

 

同じ金融機関であれば、団信の会社によって、借入の内容まで変わることはないので、借入人が団信を保険会社で選ぶことはありません。

 

金融機関から団信の説明を受けて加入できるか審査、という流れになります。

 

団信に入れないというときに検討するのが「ワイド団信」という加入条件がやや緩やかになっているものです。金利に0.3%を上乗せして加入します。

 

ワイド団信は取り扱いがない金融機関もありますので、病気の不安がある人は、入れる団信がある金融機関を探すことが優先されます。

 

特約を付けて負担はどれくらい増えるのか

 

基本の団信よりも保障を増やしたいときに特約は、だいたい0.1%?0.3%を金利上乗せで付けられます。

 

一部は保険料を別途毎月引落しというパターンもあります。

 

三菱東京UFJ銀行は、金利上乗せと保険料引落しの2種類の保険料の支払い方法があり、若干保障の内容も変わります。

 

金利上乗せで特約を付けるときは、最初から最後まで上乗せが続き、途中で特約を外せませんので、総返済額にはかなり差が出ます。

 

保障を受けるためにいくらまでの保険料(利息)を出せるかという比較をしてみます。

 

▼例であげる住宅ローンの情報▼

借入金 3000万円
返済期間 35年

 

金利 0.9%(0.1%の上乗せ)で特約を付帯 毎月返済83,294円 総返済額34,983,630円
金利1%(0.2%の上乗せ)で特約を付帯 毎月返済84,685円 総返済額35,567,804円
金利1.1%(0.3%の上乗せ)で特約を付帯 毎月返済86,091円 総返済額36,157,985円

 

シンプルな基本の団信付きは0.8%で借りれたときに、どこまで上乗せで保障を広げるかということになりますが、0.3%まで上乗せすると、総返済額で 170万円以上の差になるのが分かりますね。

 

特約は年齢に応じて、病気のリスクが異なることから、上乗せの金利が異なったり、加入できる年齢の上限が定められています。

 

がん団信など一部の特約は40歳前後をボーダーとして、30代までは金利の上乗せなしで加入できることもあり、若いほど利息を増やさずに特約の追加もできます。

 

また、50代になると、特約を付帯するには借入時の上限が決まっていますので、特約を付けられないことが多いです。

 

年齢が高くなってから住宅ローンを借りたいときは、基本の団信のみということになります。

 

珍しい団信

 

通常は夫婦でローンを借りたとき、普通はそれぞれが別々に団信に入っている状態です。

 

そのため、どちらかが死亡すると、死亡した側の債務は団信でなくなりますが、存命している側は自身の返済のみをしていくことになります。

 

そのため、主たる家計を支えている側に多く団信に入ってもらうような方法が大半です。

 

一方で、三井住友銀行のように夫婦ワンセットで入れる団信があります。

 

三井住友銀行では「クロスサポート」という名前の団信です。

 

このクロスサポートでは、夫婦のいずれか一方が死亡または高度障害になった場合は、債務全体に保険金が下ります。

 

つまりどちらかに万が一のことがあると、両方のローンがなくなる団信です。

 

この団信の利用には、金利0.18%の上乗せが必要です。

 

共働き家庭にはうってつけですが、この夫婦連生タイプの団信は珍しく、取り扱いの金融機関は限られます。

 

他には、フラット35の「デュエット」もこのタイプです。

 

夫婦で住宅ローンを協力して返しているという意識の人におすすめの団信です。

 

 

住宅ローン,団信,特約今月最も申込みが多かったのはこの住宅ローン↓↓

 

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