変動金利の住宅ローンについて
変動金利とは、その名の通り適用される金利が変動する形の住宅ローンのことで、変動のリスクが高い分低金利の商品が多いことが特徴です。
でも、当面の毎月返済額の少なさだけに注目して安易に変動金利型を利用するのはおすすめできません。
変動金利がおすすめ方は、常に金利動向をチェックでき、変動に応じて借り替えや固定へ切り替えるなどを柔軟に対応できる方や、金利が低いうちに積極的に繰上返済ができるという方に限られます。
住宅ローンは長期間にわたり高額の支払いを続けるものなので、今の金利だけを見て決めてしまうことは危険ですが、最近の傾向として、変動金利型を利用している人は全体の45%以上と過去最高水準になっています。
その理由は、日本経済の動向から金利は当面上昇しないだろうと考えている人や、金融機関が変動金利型に力を入れていて、適用される金利が大変低くなっていることなどが挙げられます。
変動金利の仕組みについて
金利の見直しは年2回行われています。
その都度変更される金利が住宅ローンにダイレクトに反映されることになりますが、返済額は5年間変わることはありません(5年ルール)。
どのように対応しているのかというと、金利が上がった分は毎月の返済額中で相殺されていて、内訳が元本7割:利子3割だったのが元本6割:利子4割となり、毎月の返済は変わらないのですが元本が減らない状態になります。5年経過後にその時点の金利や残存期間、ローン残高によって返済額の見直しが行われ、1割増えてしまった利息分の調整を行うことになります。
その際、金利が上がって返済額がアップしても、1.25倍以上にはならないというルール(1.25%ルール)がありますが、利息が大幅にアップしていれば、いくら返済を続けても元金が減らないという事態になります。住宅ローンは期間の延長はできないので、最終的に支払い期間が終わった時元本や利息の未払いがあれば、一括返済しなくてはいけないというリスクもあるので、しっかり頭に入れておきましょう。
金利が下がった場合には、自動的に元本の返済が増えることになるので、繰上返済をしたのと同じ状態になるので、これが変動型ローン最大のメリットと言えます。
「金利水準の低い変動金利で利息負担を軽くし、繰り上げ返済をフル活用して返済期間を短くする→金利が上昇する直前に低金利の固定金利型に借り換え」。これこそが変動金利型住宅ローンの賢い活用法です。
変動金利の人気住宅ローン
りそな銀行
- 変動金利 0.440%(2018年4月適用金利)
- 保証料・団体信用保険料0円
- 3大疾病、16の特定状態、所定の要介護状態に該当した場合住宅ローン残高0円
- 一部繰上返済手数料0円
※別途、事務取扱手数料:32,400円(税込)、融資手数料:お借入金額×2.16% がかかります。
※上記の金利はWEB申込限定プランとなり、条件1:2018年4月1日(日)から2018年9月30日(日)までにwebで事前審査をお申込みいただき、かつ2018年12月28日(金)までにお借入される方、条件2:「マイゲート」をご利用されている方またはお申込みいただける方、という条件付きとなります。
住信SBIネット銀行
- 変動金利 0.439%
- 団信・8疾病保障の保険料は銀行負担
- 一部繰上返済は1円から手数料0円
- 金利タイプを組み合わせられるミックスローン
- ATM利用手数料、返済口座への資金移動無料
近畿大阪銀行
- 変動金利 0.569%
- 選べる保障プランで全プランにセカンドオピニオンサービスと24時間電話健康相談サービスがプラス
- 近畿大阪クラブ加入でさまざまなパートナー企業のポイントやマイルなどに交換して使える特典付